HAIKARA-スキップフロアで広がる暮らしの可能性

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2019-08-03

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2019-08-03

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マンションの専有面積は、戸建てに比べ狭くなりがちだ。限られた空間を効率的に活用し、居室の広さを確保しながら、洋服や靴・寝具・子どもの玩具などを収納するスペースをいかに確保するか?
永遠のテーマともいうべきこの問題に、ひかリノベが出した答えは「スキップフロア下収納」。リビングの一角から寝室にかけてスキップフロアを設け、その中に布団やキャリーケースなど、かさばる荷物を収納できるよう計画した。スキップフロア上には、リビング側はカウンターを造作し、子どもの学習スペースとして活用。寝室側は布団を敷き、ロフトベッドのように使用する。空間を縦に使うことで、生活空間と収納空間の双方を最大限に確保するプランだ。

機能性を追求したプランはデザインとの調和が課題となりやすい。本件はB様がクラシカルなデザインを希望していたこともあり、このスキップフロアを自然な形で溶け込ませるにはどうすれば良いか工夫が求められた。そこで建具や造作部分と同色の腰壁を、リビングを一周するようにしつらえ、腰壁からスキップフロアへと視覚的な繋がりをもたせた。
この腰壁のアイデアは、B様が憧れのホテルの一つに挙げていた軽井沢・万平ホテルから着想を得た。玄関ホールからリビングへ続く廊下の壁にも同じものをしつらえ、この家のデザインテーマを象徴するものとなっている。

BEFORE


before image

施主のB様が理想とするイメージは「クラシックホテル」。旅先で訪れた歴史あるホテルの重厚感あるデザイン、贅沢に空間を使ったラウンジ、完璧に整えられた客室……。このコンセプトを形にするには、内装による雰囲気づくりはもちろんだが、広々としたリビング、生活感を抑えるためインテリアとして見せたいもの以外は全て隠せる収納プランといった、空間設計面での工夫がポイントになる。
居室の広さと収納スペースの確保を両立するため、抜本的な間取りの変更が見込まれた。そのため物件選びでは、プランの障壁となる配管や構造壁の有無をよく確認する必要があった。
B様は遠方からの引っ越しのため、現地に何度も足を運ぶのは難しい状況だった。ビデオ通話やチャットを利用して打ち合わせを重ね、家探し・設計・施工それぞれの担当スタッフが協力して条件に合う物件を探す中、辿り着いたのがこの部屋である。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円未満
    • 間取り
    • 2LDK+WIC
    • 費用
    • 980万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1998年2月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 67.68
    • 施工期間
    • 2.5ヶ月
    • 備考