日本のストック住宅について

日本は今、本格的な“ストック型社会”を迎えようとしています。

“ストック型社会”とは、価値あるものをつくって、長く大切に使う社会のこと。地球にやさしい、持続可能な社会のことです。日常生活に目を巡らしてみれば、クルマも服も家具も雑貨も、ユーズド、リサイクル・リユース。
そう、新品じゃなくてもいいものはいい。循環型の消費スタイルが定着しつつあります。住宅だってこれからは循環型がふさわしい。自分なりの価値観で「いいな」と思える家を探して、手を入れながら大切に使い、次世代へ引き継いでいく。それが、ストック型社会の住まい選びです。

[家屋の宿命 国別比較]

出典:「45分でわかる未来へのシナリオ ストック型社会」岡本久人(電気書院)

欧米諸国に比べ、日本の住宅はとても短命。
この差は、建物の耐久性の違いというよりも、新築偏重の日本の住宅事情に起因しています。まだ十分に使える住宅を、短い年月で使い捨てにしてしまうのは、経済的にも環境的にもとても無駄なことです。一方で、日本の住宅の7.5戸に1戸は“空き家”。
これからは、今ある住宅を長く大切に活用していくことが求められています。

[ストック型社会と生涯収支比較]

出典:「45分でわかる未来へのシナリオ ストック型社会」岡本久人(電気書院)

ヨーロッパでは、前世代からの住宅ストックを引き継ぐため、その分住宅にかかるコストを抑えることができます。
また、住宅にかけたお金は貯蓄と捉えることも。
ヨーロッパ人が日本人より少ない収入で、バカンスや文化へ投資するゆとりや豊かさを享受しているのは、住宅を循環的に使うストック型社会だからです。

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